<えになるかとり かとりっぷ> ◆第八回 佐原囃子で疫病退散

2020.07.16

11日の土曜日。
どこからともなく笛の音が聞こえてきました。
夏祭りは中止になったはず・・・
あーとうとう幻聴が聞こえるようになってしまったか。
まさか祭りが中止になるなんて、そんな日が来るなんて。
いろいろな思いを巡らせていると、小野川の上流から舟芸座が!

幻ではなかった!
お囃子に誘われて、川岸には人が集まってきました。
みんな寂しかったですよね。
本来ならのの字の準備をしている時間です。
芸座だけでも聞けて、ようやく今年も夏が始まったと思えたのです。

祭りには欠かせないお囃子。
佐原囃子は、日本三大囃子の一つで、他にはない情緒的なメロディーが独特な祭り囃子です。
この佐原囃子の源流に「あんば囃子」があると言われます。
あんば囃子は「悪魔払い囃子」とも言われ、あんば様は疫病除け、疱瘡除けの神様であります。
このあんば様、香取市の隣、茨城県稲敷市にある大杉神社にお祀りされています。
“あんばの方から吹く風は疱瘡が軽いと吹いてくる ア ヨーイヤサ ヨー ヨーオイ ヨーイーヤアーサー”、こんな民謡もあるのです。

江戸の時代、笛や太鼓にあわせて人々は歌い大いに浮かれ踊ることで疫病を祓ったようです。
今日のコロナウイルスも、佐原囃子の曲目 あんばにより、収束することを祈ってやみません。

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えになるかとり かとりっぷ
第八回 佐原囃子で疫病退散
文・写真 きのしたまみ
毎週木曜日更新